トップページ → その他の情報 → 庖丁の研ぎ方 → してはならないこと
せっかく研いだのに切れない・・ってことにならないよう。決してしてはならない事とは
物を切断するとき、刃先のギザギザは素材の繊維を切る上で重要な働きをしています。刃先の線に平行に砥石を動かすと、このギザギザを取り除いてしまうばかりか、ひどい場合先端を丸めてしまいます。
砥石を刃先の線に平行に動かすと刃先のギザギザが消滅してしまう。
さらにひどくなると、刃先が丸くなってしまう。
実は、素人さんが砥石の上をこのように滑らせるのは、多くの場合『刃先のカエリをとるために』という理由が多いようです。確かにカエリは取れますが、ステンレスの庖丁にこれをすると効果覿面・・カエリは取れて同時に切れ味がガクッと落ちます。
基本的には仕上げ砥石で何度か裏表を変えて研げばカエリは取れるはずですが、やわらかい鋼の庖丁やステンレスの庖丁では、高級品に比較してカエリはとりにくいのです。そのようなときには専用の皮砥もあるのですが、家庭では古くなったランドセルの背皮や、それもなければ新聞紙で十分代用可能です。(プロ用には専用のバフがあります。)
皮砥は、砥石で研ぐときとは逆に刃元からは先に向かって皮砥が滑ります。間違うと皮を切ってしまいます。そのため庖丁の表裏を変えるときも図のように変えます。
異種金属が直接および電解質を隔てて接触するとき、二つの金属の溶けやすさが異なると、溶けやすいほうがプラスの電気をもって溶け出し、あまった電子がもう一方の金属に供給されることによって電流が流れる。(電池)
こうして一方の金属が腐蝕されてしまう現象を電蝕という。