トップページ → その他の情報 → 庖丁の研ぎ方 → 形も重要
庖丁は用途によって研ぎ方が違います。最後に包丁による研ぎ方の違いをまとめておきます。
よく切れる『かみそりの刃』で羊羹(ようかん)を切るより、水で湿らせた「黒文字(くろもじ)」のほうがサクッと切れるのは、かみそりの側面が羊羹にくっついてしまって、それが抵抗になるからです。
いくら本職用の刺身庖丁が良く切れてもそれで魚を卸す(解体す)ることはできませんし、剃(ソリ)で薪を割ることはできません。一見同じに見える斧でも木割用の斧と木を切り倒すための斧では刃先の角度はまったく異なります。
このように、庖丁に限らず、刃物にはその用途に合わせた最適の刃先角度や形状があります。特に日本の刃物は、実際に使う人と刃物を作る職人の間で試行錯誤を繰り返して今の形が決まりました。そのため無駄のない実に合理的な形になっています。庖丁を研ぐとき何が何でも鋭角に研げば良いというわけではありません。
また、刃物を購入されるときは、「何に使うのか」「誰が使うのか」などで切るだけ詳しい情報を教えてください。
異種金属が直接および電解質を隔てて接触するとき、二つの金属の溶けやすさが異なると、溶けやすいほうがプラスの電気をもって溶け出し、あまった電子がもう一方の金属に供給されることによって電流が流れる。(電池)
こうして一方の金属が腐蝕されてしまう現象を電蝕という。