2:ブーメランの作り方−とりあえず作ってみよう
《紙製−ミニチュアブーメラン》 丈夫な厚紙を用意してください。普通のボール紙しか手に入らないときは、厚さが4〜5mm程度になるまで接着剤で重ね張りして使用します。接着剤はセメダンC(セメダン)や工作用ボンドK(コニシ)などスチロール系が適しています。 エポキシ系(熱硬化性樹脂)では後で過熱して曲げるときうまくいくません。また木工ボンドや紙糊では強度−コシ−や耐水性が不足します。 重ね張りするときは接着剤を素早く、均一に塗りひろげて新聞紙等で挟んで“重し"を乗せて数時間放置して十分に乾燥させます。 次にカッターナイフで、手を切らないように注意して、図のように切り取ります。そして切り口をナイフや紙やすりを使って滑らかに仕上げます。 これをオーブンやドライヤーで、焦げないように注意して過熱し、熱いうちに手で曲げて反りをつけます。図は右投げ用です、左投げ用は逆反りになります。 冷めてから、サインペンや絵の具で好きな絵を描いて、完全に乾燥させた後、補強を兼ねてポリエステル樹脂、ラッカー、ウレタンニスなどで塗装をします。最初は薄目のニスで染み込ませるように塗って、十分(一昼夜以上)乾燥させてください。塗装をすることで飛行性能や強度が改善されます。 飛行距離を伸ばしたい場合は翼端にあたる部分を切り抜いて釣り用の板鉛を埋め込むと良いでしょう。 |